わっくわくブログ
CMS
2019.04.22
ホームページ制作でのCMSとは?
CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略です。簡単にいえば、専門知識がなくてもホームページの編集・更新ができてしまう優れたサービスです。
通常、ホームページ制作にはHTMLやCSSなど記述言語に関する専門知識が必要です。またWebデザインについての技術やセンスも必要です。
しかし、CMSを使えば専門知識や技術がなくてもホームページを簡単に編集できる、初心者の方でも楽しくホームページを編集していけるというわけです。
では、CMSにはどんな種類があるのでしょうか。ホームページ制作でCMSを使うメリット・デメリットにはどんなことがあるのでしょうか。
この記事では、この点を約3分でご理解いただけるよう簡潔にまとめました。
もくじ
CMSの種類

システム会社が開発したCMSで、導入費用が高くなることが多いようです。
一度購入してしまえば、その後費用はかかりません。
デザインや機能はその時の最新であっても、日を追うごとに古くなってしまうという点は否めません。
有名なものではがあります。
サーバーを準備し、そこにインストールして使用します。
システムそのものは無料ですから、安価で導入できます。
ただし、ご自身でレンタルサーバーを探しインストールする場合、それなりの専門知識が必要です。


サーバーもシステムもすべてシステム会社が準備したものを使用します。そのため専門知識は不要で、インターネット環境さえあれば、どこでもだれでも利用できます。
多くの場合、年間もしくは月々のライセンス費用を支払って利用します。
クラウドで管理されているため、デザインや機能が常に最新のものを使用できます。
CMSを使用するメリット・デメリット
メリット
1.導入費用を抑えられる
WordPressなど無料のCMSやクラウド型CMSを使用する場合、導入費用は数万円~30万円ほどで比較的安価です。一からWeb制作会社で制作を依頼するより圧倒的にコスト削減ができます。
2.だれでも見栄えの良いホームページを作成できる
CMSではテンプレートを使ってホームページ作成を行うので、デザインのプロではなくてもかなりのクオリティーのサイトが出来上がります。しかも、比較的短期間で作成できます。
3.ホームページ全体の管理が容易
CMSには管理機能があり、ブログ記事をカテゴリー別に分けたり、サイトのバックアップを取ったり、それを復元したりできます。
4.ホームページの更新や編集が容易
CMSを使えば、ブログ記事を定期的に配信したり、新着情報や事例紹介などを簡単にホームページに反映させることができます。つまりホームページにいつも最新の情報を掲載できるということです。ホームページの更新は、SEO※の観点からも非常に重要です。
※SEOについてはこちらの記事をご覧ください。
デメリット
1.自由度が低い
オープンソース型もクラウド型もテーマやテンプレートによって機能やデザインがある程度決められているので、どうしても自由度が低いという印象があります。大々的なカスタマイズも可能ですが、そうするとCMSのメリットである安価で手軽に導入できるという点がやや薄れてしまいます。オリジナリティーを追及したいという方には不向きといえるかもしれません。
2.ある程度の専門知識が必要(オープンソース型)
WordPressなどオープンソース型CMSを使用してご自分でホームページを構築する場合、サーバーの設定など専門知識が必要となります。CMSに特化したレンタルサーバーを借りるなど対応策はありますが、初心者の方にとっては、少しハードルが高い作業になるでしょう。
3.悪意のある攻撃を受ける可能性がある(オープンソース型)
ソースコードが一般公開されているCMSの場合、悪意のある攻撃を受けるというセキュリティー上の問題があります。オープンソース型CMS世界的シェア№1のWordPressも同様で、時折脆弱性に関するニュースが出ることがありますので、こうした情報のチェックは大切です。
まとめ
CMSとは、専門知識がなくても簡単にホームページの編集や更新ができるサービスのことです。
大別するなら、パッケージ型、オープンソース型、クラウド型があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ホームページ制作のニーズに合わせて、選んでいくことが大切ですね。
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。
2018.12.19
無料ホームページ作成ツール【メリット・デメリット】
最近では「無料のホームページ作成ツール」がたくさん出されています。どれも専門知識がなくても、簡単にホームページを作成できるとっても便利なツールです。
ただ…
・無料ホームページ作成ツールの代表的なものにはどんなものがあるの?
・たくさんあるけど、どれを使うといいのかわからない…
・それぞれにどんなメリット・デメリットがあるの?
そんな疑問をもたれる方のために、代表的な「無料ホームページ作成ツール」のメリット・デメリットを簡単にまとめてみました。
3分ほどで概要をご理解いただけます。
もくじ
代表的な無料ホームページ作成ツール【3選】
代表的なものとして、以下のようなサービスがあります。
・Wordpress
・Wix
・Jimdo
どれもCMS(コンテンツ管理システム)と呼ばれるサービスです。
CMSとは、専門知識がない方でも簡単にホームページを作成できるツールです。本来なら、ホームページを作成するためにはHTMLやCSSなど記述言語に関する専門知識がどうしても必要ですが、CMSを使えば、ワープロを使うような感覚でホームページを編集できます。
それぞれの特徴について見ていきましょう。
WordPress(ワードプレス)
ウェブサイトやブログ作成のためのオープンソースソフトウェア
初リリース:2003年
無料ホームページ作成ツールの中でも圧倒的なシェアを誇るのがWordPressです。実にWeb上の32%のサイトがWordPressで作られていると言われています。
■メリット
・ブログの書きやすさ
・プラグインを利用できる*1
・テンプレートが豊富
・カスタマイズが自由自在
・SEO対策に有利*2
ーーーーー
*1 プラグインとはWordPressそのものにはない拡張機能のことで、メールフォームの設定、サイトマップや目次の自動作成など様々なものがあります。
*2 SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、GoogleやYahoo!など検索エンジンでキーワード検索した際に、上位に表示させるための施策全般のことです。
■デメリット
・用いるテーマやプラグインの数によっては表示速度が遅い
・サーバーの契約や設定を自分で行なう必要がある(有料)
・セキュリティ面での脆弱性
Wordpressのまとめ
もともとブログ作成のツールのため、ホームページを作成する際もブログ感覚で簡単に編集できます。テンプレートが豊富(一部有料)で海外製だけでなく日本製のものもあり、好みや必要に合ったものから選んで作成できるのはうれしいところです。
一方で、サーバー契約や設定を自分で行なう必要があることは、CMSの利点である「専門知識がなくても、簡単にホームページを作れる」という観点でマイナスの要素です。慣れている方ならともかく、ホームページ制作は初めてという方には敷居が高いと感じる部分でしょう。
また、オープンソース型であるゆえにハッカーのターゲットとなることがあり、セキュリティ面での不安があります。セキュリティやその他技術的な面で理解のあるスタッフが社内にいない場合は、他のCMS利用を考慮するほうが良いと思います。
Wix(ウィックス)
イスラエル製のCMS
日本語版提供開始:2012年
世界的に利用者の多いクラウド型CMSで、2017年に利用者が1億人を超えたサービスです。パーツをドラッグ&ドロップしていくだけでホームページを作成できます。
■メリット
・デザインが豊富(テンプレート500種類以上)
・自由度が高い
・専用アプリストアがある
・フリー画像素材がある
・ページ数制限なし
■デメリット
・操作が重い(表示速度が遅い)
・自動バックアップ機能なし
・テンプレート変更が途中でできない(ドメインが変更される)
・電話サポートがない(英語、スペイン語はあり)
Wixのまとめ
デザイン性に優れ、高機能、無料テンプレートも豊富です。テンプレートをそのまま利用するならお勧めなツールです。
自由度が高くできることが多い分、最初からしっかりとしたイメージがないとまとまりのないホームページなってしまうこともありそうです。
中級者向けともいえるので、初心者には少し難しいという印象があるかもしれません。
Jimdo(ジンドゥー)
ドイツ製のCMS
日本語版提供開始:2009年
2017年時点で、2000万サイトで利用されています。日本ではKDDIウェブコミュニケーションズがパートナーとしてサポートしているサービスです。そのためか、日本ではWixよりJimdoのほうがやや優勢といった印象です。
■メリット
・操作が簡単でシンプル
・スマホ編集が可能(アプリ使用)
・オンラインショップ設置可能(無料版は掲載商品5点まで)
・テンプレートの変更が途中でもできる
■デメリット
・SEO設定に弱い(無料版では全体設定のみ)
・編集がすぐホームページに反映される(変更や削除の取り消しができない)
・長期ログインなしの場合、データが削除される可能性がある
・自動バックアップ機能なし
・電話サポートがない(メールでの問い合わせはあり)
Jimdoのまとめ
操作性は非常にシンプルで分かりやすいです。拡張性もあるので、ある程度ホームページの全体的な構成について知識があり、自分で作っていけるなら有効なツールと言えます。
逆に、自分で考えていく部分が多いため、何をすべきかがはっきりしていない方にとっては行き詰ってしまうことが考えられます。また、見た目にキレイなホームページができても、実際のホームページ訪問者にとって使いやすい構成になっていなければ集客効果が得られない、といったことが生じるかもしれません。
WixとJimdoの共通点
■メリット
・SNS連動可能(Twitter、Instagram、YouTubeなど)
・SSL接続*3
・レスポンシブ対応*4(Wixはパーツにより非対応もあり)
ーーーーー
*3 SSLとは、Secure Sockets Layerの略で、サーバーとブラウザの間でデータ通信を暗号化して送受信する仕組みのことです。
*4 レスポンシブ対応(レスポンシブWebデザインとも呼ばれる)とは、閲覧者のディバイス(PC、タブレット、スマホなど)の画面サイズに応じてサイト表示を自動調整し、見やすい最適な表示にできる機能のことです。
■デメリット
・外国産CMSのため、日本語サイトに向かない部分がある
・広告の表示
・独自ドメインが持てない
Wix・Jimdo共通点のまとめ
集客効果にも影響するSNSとの連動ができるので、ホームページの幅が広がります。また、現在のインターネット環境では必須となりつつあるSSL接続やレスポンシブ対応を無料で利用できるのは大きな魅力です。
しかし、無料版の場合どちらも不要な広告が表示されるので、ビジネス利用の場合は残念なイメージです。また独自ドメインを持てないことは、”借地で家を建てる”ようなものです。一生懸命築き上げてきたホームページもいつ失われるかわからない状態ですから、このデメリットについてはしっかり検討する必要があります。
どちらも有料版があり、無料版のデメリットを解消できるプランがありますから、費用対効果を考慮しつつ、必要にかなったプランを選ぶことも大切です。
わっくわくホームページ
「わっくわくホームページ」のご紹介
簡単編集CMS「わっくわっくホームページ」なら、無料ホームページ作成ツールではできない点をカバーしています。ワープロ感覚で編集や更新ができるので、ご自分(自社内)でホームページを管理していただけます。そして、すべてのテンプレートがスマホ対応のレスポンシブです。
■以下のような方や企業様におすすめです。
・ホームページ制作は初めてという方
・初期制作は依頼し、その後の編集・管理を自分で行ないたいという方
・ホームページはあるものの、なかなか更新ができていないという方
・更新のたびにWeb制作会社に依頼して費用をかけるより、自社内管理に変更したいとお考えの企業様
■メリット
・独自ドメイン取得
・広告表示なし
・国産CMS
・常時SSL接続
・SNS連動(Twitter、Instagram、YouTube)
・レスポンシブ対応
・自動バックアップ機能あり
・電話サポートあり
■デメリット
・有料(毎月のライセンス費用で運用)
詳しくはこちらから≫
まとめ
いかがでしたか?
「無料ホームページ作成ツール」の代表的なサービスWordpress、Wix、Jimdoの概要とメリット・デメリットを簡単にまとめてみました。
ホームページを必要とする理由は様々です。それゆえに、ご自身の必要にピッタリかなったサービスを見つけることは大切です。
単に無料だからということだけでなく、ホームページを作る目的や作成後の編集・管理などを考慮し、より良いサービスを見つける点でこのブログ記事が一助となりますように。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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